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2017.07.06

スイスからフォレスター実習生がやってきました

十津川村の林業の様々な課題に対する解決策を提案するためにスイスのリース林業教育センターから2名のフォレスター実習生が派遣されています。
グレゴリー・ギシャール(28)さんとリュック・シュヴァルブ(26)さんです。

6月、7月の2か月間滞在し、十津川の林業の現状を把握しながら、間伐や路網整備などの施業提案や、森林作業の安全対策(安全講習・現地実習)、児童生徒向けの森林林業教育などを行っていきます。


スイスは山で林業に従事するために国家資格が必要で、フォレスターになるには、現場での5年の経験が必要です。
林学や森林管理について、体系的な「教育」を受けていることから、フォレスターがその「教育」により、同じ思想、哲学、同じ技術レベルを習得したうえで、山の管理に当たることが特徴です。

ふたりとも身長が高く、大柄な体格をしていますが、いざ山に入りチェーンソーを手に作業すると、慎重かつ繊細な作業を行うなど技術の高さを披露してくれます。

また、いつも笑顔で挨拶をしてくれますし、現場では労働者に対して安全指導や施業提案をしながら時折冗談を言い合ったりするなど、彼らの人柄の良さが伝わってきます。(お酒は日本酒がお気に入り)

派遣期間も折り返し地点を迎え、今後も村の林業に対する課題解決に向けてふたりが活躍することが期待されます。

リュック(左)とグレゴリー(右)                        玉置山の大杉を目の前に興奮。

杉の伐倒を実演中。正確な技術は地元の山師も絶賛!

林業一筋60年の大ベテランと記念撮影。ふたりとも尊敬のまなざしで作業を見ていました。

山林調査中のふたり