十津川村の木を知る

美しい秘境で育った、十津川村の木。

奈良県の最南端に位置し、
日本一の広さを誇る十津川村。
村の96%(大阪市の約3倍)もの広大な森林を有し、
世界遺産の「熊野参詣道小辺路」
「大峯奥駈道」が通っています。
1,000m級の山々に囲まれ、
美しくも厳しい自然環境で
良質なスギ・ヒノキが育まれています。

十津川材の特長 1 安定した品質を証明

天然素材の木材は一本一本異なる性能・性質を持っています。柱や梁として使う際は、十分に乾燥させて寸法の縮みや曲がり、反りを防ぐこと、また強度をしっかりと確認することが重要です。
十津川村森林組合木材加工流通センターは、奈良県地域材認証センターに認定された登録業者です。十津川村森林組合が販売する奈良県地域認証材には、木材に含まれる水分の割合を示す「含水率」と、木材の強度を示す「ヤング係数」を機械測定して印字。併せて、品質基準をクリアーした証明である奈良県地域認証シールを貼付して販売しています。

十津川材の特長 2 村内一貫体制で、つくり手が分かる

一般に、木材の流通はとても複雑で、多数の中間業者を挟みながら施主へと販売されていきます。十津川村森林組合では、中間業者は一切介さずに十津川村で育った木を十津川村で製材した、正真正銘の十津川村産材を提供。山づくりから、製材・加工・仕上げ、流通・販売までを村内で一貫して行っています。
「地域資源」である丸太が、住宅用材として販売されるまでの村内の工程をご紹介します。

1製材

丸太1本1本を職人が製材しています。簡単そうに見えて、刃の入れ方ひとつで材の品質に差が出る職人技です。

2乾燥

寸法の縮みや、曲がりや反りなどの発生を防ぐため、木材を十分乾燥させます。十津川村森林組合では、木材乾燥士の資格を持った職員が、最新の高温乾燥機と中温乾燥を使い分け、丁寧に乾燥を行っています。

3モルダー仕上げ

乾燥した木材は、さらに4面を同時に仕上げ加工し、美しい木目と色つやが出ます。

4含水率・強度測定

構造材は、1本1本、強度と含水率を測定します。強度は打撃式測定器で、含水率は透過式測定器で正確に測定します。
十津川村の木材は、木材強度を示すヤング係数が高いのが特徴です。

5グレーディング

機械で一本ずつ強度と含水率を測定して表示し、基準をクリアーした木材1本1本に、乾燥情報と強度情報を印字し、品質基準をクリアーした証明である奈良県地域認証シールを貼付して販売しています。

十津川村森林組合

十津川村森林組合 木材加工流通センター

〒637-1105 奈良県吉野郡十津川村林 460

TEL 0746-68-0770 FAX 0746-68-0771

E-mail totsukawa-shinrin.hayashi@kcn.jp